こっちむいて!みい子/おのえりこ先生
今回は『ちゃお』で連載中の『こっちむいて!みい子』(以下『みい子』)について綴っていきます。
『みい子』はロングヒットのシリーズ
▼概要・あらすじ
・タイトル:こっちむいて!みい子
・作者:おのえりこ 先生
・掲載:ちゃお(1995年1月号~)
・単行本:1~35巻(以降続刊)
主人公・山田みい子を中心に、友達やクラスメイト、家族などとのやり取りがコミカルに描かれている。
笑えるコメディから感動ストーリー、生理や出産、戦争についてなど、少し考えさせられるお話までさまざま。
1990年から小学館発行の『ぴょんぴょん』で連載がスタート(当時のタイトルは『みい子で〜す!』)。
その後『ぴょんぴょん』は『ちゃお』に吸収され、2021年時点でも『こっちむいて!みい子』は『ちゃお』で連載最長記録を更新中。
▼主な登場人物
・山田みい子(やまだ みいこ)
小学生5年生。性格は明るく元気で友達思い。身長が低いことを気にしているが、よく竜平にチビと馬鹿にされる。
・江口竜平(えぐち たっぺい)
みい子の同級生。根は優しいがぶっきらぼうで口が悪いので、みい子とケンカをすることもしばしば。ツンデレ。
・志村まり(しむら まり)
みい子の友達。気が強く少しませた性格。マンガ家志望で定期的に絵を投稿しているが、決して絵は上手とは言えない。
・小川ゆう子(おがわ ゆうこ)
みい子の友達。あだ名はユッコ。優しくてしっかり者。小さい弟と妹がいて面倒見がよい。彼氏がいる。
・佐藤ケンタ(さとう けんた)
みい子の同級生で竜平の友達。実家はパン屋を営んでいる。ユッコの彼氏。
※2021年時点では物語が進み、主人公たちは中学1年生になっています。
『みい子』の感想
『みい子』は私が初めてちゃおを読んだときから連載されています。
当時みい子は小5でしたが、今はもう中1で、さらに妹までできています…!感慨深い…!
基本的にはみい子の身の回りのお話が多く、「はちゃめちゃドタバタコメディ」という感じ。
楽しく笑える日常系のお話ばかりですが、小学生ならではの悩みのお話、家族や友達との感動のお話、少しドキドキする恋愛のお話、勉強になるお話など、いろいろありますよ。
私も『みい子』で笑ったこと、泣いたこと、共感したこと、知ったこと、学んだことがたくさんあります…!
お気に入りのお話を見つけるのも楽しいかも。
私が好きなお話はこちら。
・すっごいプレゼント!!(4巻)
・まりちゃん もちこみをする!(7巻)
・美容院いきたい!(8巻)
・いわせてよ 竜平くん!(9巻)
・あたしのチーコ(13巻)
・あたしってかわいい?(14巻)
・赤ちゃんがやってくる(19巻)
・赤ちゃんがやってきた!!(19巻)
挙げるとキリがないです…。
ブログもこの一本だけの記事にすることが憚られます。
ただ、原爆のお話は当時小学生だった私にはちょっとトラウマで、今でも読み返すのが少し怖いです。
しかしこうして戦争を知ること、語り継ぐこと、平和を祈ることが大切なんだと教えられた気がします。
長崎編は2巻、広島編は17巻に掲載されています。
また、『みい子』はストーリーだけでなく、親しみやすいキャラクターも魅力です。
私は小学生の頃にマンガ家になりたかったので、マンガ家を目指して奮闘するまりちゃんが好きでした。
竜平くんは普段のツンツン度合いがすごい分、たまに出る優しさにキュンとします。
みい子と竜平の距離感が近付いていくのも見どころですね。
ちなみに、この作品は『ちゃお』に移行してからの20年以上、大きくは絵柄が変わっていないと思います。
強いて言うならば、初期と比べてみい子の髪型が少し変わったこと、絵柄にあたたかみが出たことですかね。
『こっちむいて!みい子』の前身である『みい子で~す!』もいずれ紹介したいと考えています。
最後に
この作品は自分の子どもにも読ませたいと思えるマンガです。
描き文字にもふりがながふってあるので、小学生でも読みやすいですよ。笑
子どもの頃に読んでいた方も大人になると視点が変わるので、違った印象で楽しめると思います!
また、この作品は本当にブログの一記事では語りきれないので、一話ごとにスポットを当てた記事も書きたいなぁ。
気になった方はぜひ読んでみてください。